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スポーツマウスガード3

顎関節症って聞いた事、ありますか?

その名の通り顎の関節周囲の病気で最近増えてきています。
口が開きづらい、耳元で何かシャリシャリ音がする、
その他様々な症状があります。

噛み合わせ、マウスガード、顎に纏わるこの話。
いっしょに『顎関節症』についても記します。

 

顎関節症の治療は“トレンド”なのか。

良い噛み合わせと美しい歯列は別ものと言う事を先にお断りしておきます。

現在、顎関節症の治療には大きく分けて3つ治療法がおこなわれています。
1. 噛み合せから来ているのだから、それを整えれば治る。(咬合調整派)
2. 関節に負担をかけているのだから、座布団をひいて楽にしてやれば治る。(スプリント・シーネ派)
3. 炎症なんだからそれを引かせればいいじゃないか。(投薬派)

※外科処置、低周波治療、等は話が絡まってくるので今回は省きます。

 

予後、そして実験

治療を施すにあたり、何もしなかったらどうなるのか?
という事を基準にして進めていきます。それを予後と言います。

例1. 虫歯。C0,1程度なら再石灰化の可能性も。C2以上で最悪数年後抜歯選択まで悪化。
例2. 風邪。最悪命を落とす病気。たいてい長くて2~3週で完治。
(最近は“何かをしなくてはならない”という風潮で、「しばらく様子見」「放っておいても治る」がなかなか言いづらいのも確か。)

それを実験した方がいらっしゃいます。先に出した3つのそれぞれの治癒率は…
スプリント :40%
咬合調整 :30%
投薬    :その場だけの患者さんがあまりにも多い為、計測不能だそうです。
何もしない:72%
生活指導のみ(原因不明という訳ではなく、原因は判っているけど“あえて”何もしなかった)

…自然治癒力がそれ程優れているのか、慣れてしまったのか、その数値が何をさすのかは解りません。スプリント、咬合調整を“したから”治ったのか?スプリント、咬合調整を“したにも関わらず”治ったのか?何もしなくて結局治らなかった28%の人はスプリント、咬合調整しても治らないのか?同じ人ではなく、あくまでも数値。それでも考えさせられる数値です。

 

姿勢と顎関節症を考える。

小学生以下での発現はそんなにも多くありません。(あくまで『数』ですが。)中学生で先ず急激に増えます。日常動作で何がそんなに変わったか?急にやるようになった事、続けてやるようになった事。

小学生から中学生で変わる事…。カバンじゃないかい?ランドセルと手さげ!
たぶん正解。バランスのズレの多い人程発症し、改善すると徐々に治ってゆく。…事が多い。
『最近急になったんじゃない?』『痛くなった頃生活変わった?』よく聞きます。
学校が仕事に変わった、装飾品が変わった。ありませんか?

 

左右対称の姿勢の崩壊

「だりぃ」のか「カッコイイ」のか斜に構える人。
最近電車の中で寝るんですよ。と言う人。
寝転んでテレビ見てお菓子食べてます。と言う人。
高イスに足組んで座ります。と言う人。
最近二重焦点の眼鏡かけるようになりました。と言う人。
受験追い込み中です。顔?机に近いと思います。と言う人。
枕変えたんですよ。枕を高くして寝てます。と言う人。